灰の壺  時々日記

時々日記 散歩中に思い出にふけりながらメモ書きしたのをそのまま載せる。景色の感想や思ったことを書く日記ブログ。

ほっこり電車

喧嘩っていいな
喧嘩できるんだよ

ウザい,うるせーって言えるんだよ

いいな。
私にも記憶がある。


私  朝起こして…

母  あんた朝は怒るから嫌。起こしたのに、あんたは、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ??って言うじゃん?
眉間が無くなるくらいに睨み付けるだもん。
めんどくさいわ!自分で起きなさい。起きなさい!お母さん気分悪くなる。ムカツク。
と言われ御免なさいと泣いた記憶。

私は、お母様!!!貴女が居ないと生きては行けません。朝、起こして下さいが言えませんでした、ただの甘え腐った奴です。

何故私は朝が起きれないのか……考えました。
朝を告げる、叩き起こす母が居ます、当たり前です。
起こしてくれる人が居る安心感。


息子の思春期と娘の思春期は別物。
今日みた思春期は娘だった。

可愛い可愛い思春期の瞬間を見せて頂いた。

母様は、用意が遅い、1時間かかるか?化粧なんかいる?マスクするんだから眉毛だけすればいいでしょ?
意味分かんない。

娘様は、下地とファンでとコンシーと眉毛と涙袋が命なんだよ。

私は、分かるようで分からない内容だった。
涙袋……24時間仕事で徹夜明けは見事に素晴らしく膨らむ、それが欲しいのか?
年取ると涙袋を取りたいと願うのに。

親と喧嘩する、言い合える時期は少ない。

自分が成人して親に対して言える言葉は減る。
17歳の時は反発して、触るな・ウザい・知らないキモっっ、だから何?みたいに私は言っていた、でも段々と言えなくなる時期が来る、言ってはいけないと、ちゃんと言葉の意味を理解し始める、それが思春期の終わりなのかな?

言ってはいけない、遠慮して言えない意味を分かった時点で、思春期が終わる…甘えれなくなる。

うるせーんだよ、分かってるわ!って喉で言葉は終わる、言葉にしないで飲み込む。
言ってしまったら駄目だと知ってるから。

今日、電車で、大人になる一歩前の瞬間を見て、自分を思い出した。

幸せなほっこりする瞬間だった。


言える時に言おう。
甘えれる時に甘えよう。

言えなくなる時が来るから。
絶対に来るから。


今日、久々に母に電車した、そしたら、どした?なんかあったか?


私は  何も無いよ!


母の声を聞いただけで涙が出そうになって、恥ずかしさのあまり、声を聞きたかったから、寒くなるから、気を付けて、じゃあねって電話を慌てて切った…

会いたいなんて絶対に言えない。
大人になると恥ずかしくて隠してしまう。
言えた時が懐かしい。